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「日本エコレザー」ラベルの認定要件

エコレザーの具体的な認証条件の設定は、ISO 14020環境ラベル及び宣言の原則及び表に示す製品環境基準選定のマトリックスを活用しています。

革のライフサイク全体にわたる環境への負荷を考慮した上で、革の製造、流通、使用、廃棄、リサイクなど環境への負荷は、他の同様の商品と比較して相対的に少ないレベルの基準となるよう目的達成の優先度の高い項目を選び、一定の基準や検証可能な証明要件を見出す作業が行われる必要があります。

 

環境負荷削減において最も優先順位の高いのは、有害物質の削減です。

そのために、革から溶出する有害物質の基準値を策定し、製造時、使用時、廃棄時の環境負荷を削減し、同時に消費者に安心と安全を与える効果を有します。

ついで、革製造時の各種環境法令の遵守は、温暖化、オゾン、大気、水質、廃棄物、有害物質など汚染物質の使用・排出を抑制し、地球環境の保全に寄与します。

さらに、革の自主的な品質管理証明がなされるならば、製品の耐久性の見地から資源消費削減にも寄与してきます。

また、革は肉の副産物の有効利用であり、資源消費、生態系への影響、廃棄物の発生など環境負荷削減に寄与します。

 

このようにエコレザーを検証するには「革のライフサイクルにおける全ての環境側面を考慮」すること求められ、環境負荷削減の証明が可能となれば、日本エコレザーの認証が可能となります。

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